太陽光発電所のパワコン停止

パワコン(パワーコンディショナ)は、太陽光発電で重要な設備のひとつですが、突然停止するなどトラブルが生じやすい機器のひとつでもあります。パワコンが停止する原因や対策について解説しましょう。

パワーコンディショナー(パワコン)とは?

パワコンは、太陽光パネルで発電した電力を一般的に使える電力に変換する装置のことです。

一般的に使われる電力は「交流電力」ですが、太陽光パネルでは、「直流電力」として発電されるため、そのまま売電することができません。そこで、パワコンによって直流電力を交流電力に変換し、売電できる電力にするのです。

このほかにもパワコンは、太陽光発電システムを効率的に稼働させる頭脳的な機器であるため、停止するなどのトラブルが生じると発電量の減少や、売電停止に繋がるため、注意が必要です。

パワコン停止により起こりうるトラブル事例

フィルタの目詰まり

パワコンには、換気用のフィルタが設置されています。このフィルタが、ほこりや雑草などで目詰まりし、パワコン内部が高温になることで停止するなどのトラブルが生じることがあります。

基盤の損傷

何らかの理由で基盤が損傷し、停止するケースがあります。パワコンの保証期間は通常10年くらいのメーカーが多くある中、過酷な環境に設置されていることから数年ほどで基盤故障によるトラブルも生じやすくなります。

パワコン停止の被害を最小限に
信頼できる太陽光O&M会社3選

パワコン停止時の被害を最小限に抑えるには

定期的にメンテナンスを実施する

フィルタの目詰まりなどは、定期的に現場へ訪れてメンテナンスすることにより回避できるトラブルです。余計なコストをかけないためにも、日ごろのメンテナンスが重要といえます。 すぐに駆けつけられない方は、駆けつけ対応が可能なO&M会社に依頼しましょう

複数台のパワコンで運用する

1台が停止しても、他のパワコンが稼働してれば損失を最小限に抑えられます。産業用太陽光発電の場合、複数台のパワコンを使用している現場が多いと思いますが、1台しかない場合はバックアップ用として複数台設置することをおすすめします

休業損害補償保険に加入する

休業損害補償保険とは、災害などで発電ができなくなったとき、得られる予定であった売電額を補償してくれる保険です。この保険に加入していれば、パワコンが停止して売電できなくなっても損失を抑えられる可能性があります

発電量が低下する前に、O&Mサービスを依頼して対策を

パワコンは、太陽光発電システムのなかでもトラブルの生じやすい機器ですが、定期的なメンテナンスで停止や故障などを未然に防ぐことも可能です。万一停止した場合でも、迅速に駆けつけてくれるO&M会社に依頼すれば、機会損失も最小限に抑えられるため、O&M会社の選定も重要なポイントになるでしょう。

低圧太陽光発電対応の
太陽光O&M会社比較を見る

RECOMMEND
O&Mに求める条件は?
信頼できる太陽光O&M会社3選
投資期間中安定した売電収益を得るためには、信頼できるO&M会社(※)への依頼が重要です。そこで本サイトでは、低圧太陽光発電のO&Mに対応している29社を徹底調査。 信頼できる太陽光O&M会社の中から、投資家がO&Mに求める条件に適した会社を厳選しました。
トラブル時保証
まとめて依頼するなら
om’s
om’s公式HP
om’s公式HP(https://www.oms.energy-itsol.com/)
  • 損害保険・売電補償が標準プランで月額1万円以下
  • モニタリング・駆けつけ・保険対応まで面倒な手続きを全てお任せ

om’s公式HPで料金を確認

0120-983-043
平日9:00~18:00

最低限内容
低価格で依頼するなら
オランジュ
オランジュ公式HP
オランジュ公式HP(https://om-range.co.jp/low/package/)
  • 3年に1回の定期点検で
    月額費用6,380円~の低価格
  • 契約時の発電量解析を徹底。
    現場点検を最小限に

オランジュ公式HPで料金を確認

こまめな目視点検
依頼するなら
デベロップ
デベロップ公式HP
デベロップ公式HP(https://www.dvlp.jp/lp/energy_mainte/)
  • 月1回のこまめな定期点検で細かく点検
    できる
  • 電気主任技術者からFPまで、多分野の資格者からアドバイスをもらえる

デベロップ公式HPで料金を確認

047-314-1117
平日9:00~18:00

(※)2021年11月16日時点、「太陽光O&M」「低圧太陽光 メンテナンス」のGoogle検索結果に表示された29社のうち、信頼できる会社として以下3点が公式HPに掲載されている会社を調査。
「O&Mで定義されたサービス(発電量監視・障害時復旧対応・定期点検・サイト管理)に対応」「価格」「導入実績数」
その中から
・om’s・・・損害保険が標準プランに含まれる会社のうち月額費用が安い会社
・オランジュ・・・月額費用が一番安い会社
・デベロップ・・・定期点検頻度が一番高い会社
をそれぞれピックアップしました。
(※除草・パネル洗浄は多くの会社がオプション対応のため、月額費用から省いて算出)

※オランジュとエナジービジョンは協業しているため、同価格でO&Mサービスを展開。
今回は、導入実績数が多いオランジュをピックアップしています。

参照元:オランジュ公式サイト(https://om-range.co.jp/news/4073/)